野田さんデジカメを買う

 来年1月に時事通信から出版される本の原稿料で念願のニコンD70を買った。入ってくるなり肩から下げたカメラを指差し「買っちゃたよー」といつもより1オクターブ高い声。「いいよ、触るくらい」「シャッター押しても良いよ」と余裕。
そこへ矢野氏来る。野田さん買うまでの経緯を説明し「いつでも貸しますよー」と言って帰っていった。
 残された矢野氏「原稿料・・・・、野田君、プロの作家だー」といいつつ、何とか一眼レフのデジカメがタダで手に入る方法はないかと頭の中はグチャグチャ、結論は「ニコンに欲しい欲しいと手紙を書くか」だった。3年くらい前にもパソコンかデジカメでどこかに手紙を書いたことがあったが、「返事くらい欲しいよな」と言っていた。
 芥川賞作家とランチを食べた矢野氏はすごいが、原稿料でお母さんを撮るためにカメラを買った野田さんは偉い。