2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

暑さも一休みの一日

蜂谷秀人のツール・ド・フランス レポート「銀輪の国から」如何だったでしょうか。ここ3年送ってもらいましたがブログだけでは勿体無いので、HPのどこかに3年分をまとめようかなと思っています。 矢野エッセイ51回目を掲載しました、読んでみてくださ…

蜂谷秀人のツール・ド・フランス レポート「銀輪の国から17(最終回)」

25日、ツールドフランスはスペイン人のアルベルト・コンタドールが三回目の優勝をして幕を閉じた。危なげ無い試合運びで、白鵬の優勝みたいな感じだろうか。当日の撮影は一脚にカメラを装着し、最上段からリモコンで撮るという初の試みだった。しかし、ここ…

蜂谷秀人のツール・ド・フランス レポート「銀輪の国から16」

いやー、酷い一日だった。ボルドーのタイムトライアルは、散々だった。 パリ•モンパルナス駅に着くやいなや掲示板が稼働してない。自分の列車がどのホームから出るのか分からない。職員に聞いてTGVに乗るが、一等車なのに停電中で車内は真っ暗。その後、…

蜂谷秀人のツール・ド・フランス レポート「銀輪の国から15」

パリに着いて、まず土曜日にボルドーまで行く下見として、ホテルからモンパルナス駅まで行ってみた。TGVがずらっと並んで、さすがパリの終着駅らしい。下見の後、オペラ座まで行き、そこで昼食。日本人が多い地域なので寿司屋が多い。今回は張り込んで寿司を…

蜂谷秀人のツール・ド・フランス レポート「銀輪の国から14」

やっとパリに着いた。全走行距離は4719キロ、一日平均337キロ走ったことになる。特に20日は750キロ移動した。パリに着いていつも思うのが、ハンドルから解放された安堵感である。やはり、フランスを運転するのは相当な重圧だ。レンタカーを空港に返し、パリ…

蜂谷秀人のツール・ド・フランス レポート「銀輪の国から13」

今日はピレネー山脈の800m足らずの山に行った。結構勾配がキツく、難易度も上から三番目になっている。到着早々、皆必死で選手の名前をチョークで書いている。先着の日本人ツアー客に聞くと、アームストロング財団が観衆に特製チョークを配ったそうだ。チョ…

蜂谷秀人のツール・ド・フランス レポート「銀輪の国から12」

MILLAU。これでミョーと読む。このミョーに架かる高速道路専用橋が、ミョー大橋である。全長2460m、最高地点は343mもある。世界一の高さを走ることが出来る凄い橋だ。英建築家が設計し2004年に完成したらしい。18日は昨日の疲れもあり、高速道路だけで…

蜂谷秀人のツール・ド・フランス レポート「銀輪の国から11」

一見、小川みたいだが、これはミディ運河である。何と世界遺産に登録されいる由緒正しい運河なのだ。この地域の主要都市トゥールーズと地中海の間、240キロを結ぶ。17世紀頃の建造で水門など最高技術の土木工学が用いられている。 フランスの世界遺産と言え…

蜂谷秀人のツール・ド・フランス レポート「銀輪の国から10」

16日は移動日。雪山の見えるグルノーブルから一気に南仏ミディピレネー地方へ500キロ走った。高速道路沿いの森を通過する度に、セミの鳴き声がする。いくら暑くてもアルプス地方では聞こえなかった音だ。盛夏真っ只中に自分が浸っていることを実感する。 ホ…

蜂谷秀人のツール・ド・フランス レポート「銀輪の国から8&9」

グルノーブルに滞在して4日がたつ。昨日のマドレーヌ峠がこたえ、体中が筋肉痛だ。本来なら今日は休みにしたいところだが、ホテルから40キロの辺りをツールドフランスが通るとあっては、休みはもったい無い。午前中にホテルを出発、簡単に目的地に到着した。…

蜂谷秀人のツール・ド・フランス レポート「銀輪の国から7」

7月14日はフランス革命記念日。日本では「パリ祭」と呼ばれるが、本来はフランス全土でこの行事が行なわれるので、この名称はフランス人は気にいらないらしい。さて、今年の革命記念日はフランス旧植民地だったアフリカ諸国の軍隊と国家元首が呼ばれている。…

蜂谷秀人のツール・ド・フランス レポート「銀輪の国から6」

好きで始めたツールドフランスの撮影だが、経験を積めば積む程、悲観的になってしまう。今回の撮影で最大の難所、マドレーヌ峠も疑心暗鬼の中、ホテルを早朝に出て、何とかたどり着くことが出来た。運転中は「封鎖になってないか?」着いたら、着いたで「置…

蜂谷秀人のツール・ド・フランス レポート「銀輪の国から5」

アルプス地方の難所、マドレーヌ峠へ下見に行った。13日にツールが通る標高2000mの山だ。通過まで二日もあるのに、もう、上り坂や頂上付近は大量のキャンピングカーに占拠されていた。写真の場所は頂上を越えて2キロ下った所だ。ここも当日は縦列駐車場みた…

蜂谷秀人のツール・ド・フランス レポート「銀輪の国から4」

昨日、パリからアルプス地方のグルノーブルまで移動した。走行距離650キロ、昔は平気だったが五十路が近くなると結構しんどい。夜8時半から始まるW杯三位決定戦も前半で寝しまった。それにしても暑い。雪山が見えるグルノーブルまで暑いからたまらない。添…

蜂谷秀人のツール・ド・フランス レポート「銀輪の国から3」

今日はパリにいる。空港からパリに着いたのが午後2時過ぎ、とりあえず腹ごしらえということで、ラーメンを食べた。味は社員食堂で食べる程度、邦価にして700円くらいだ。明日からアルプス、ピレネーと回るので自分にとって力水ならぬ、力食だ。それにしても…

蜂谷秀人のツール・ド・フランスレポート「銀輪の国から2」

小生にとって今年初のツールドフランスはシャンパーニュ地方から始まった。フランス北部なのに、やたら暑い。33度だが、いわゆるカンカン照りで湿気が無いので、気温以上に暑く感じる。それにしてもキャラバンカーの人達は元気だ。笑顔を振りまきながら、協…

蜂谷秀人のツール・ド・フランスレポート「銀輪の国から1」

6日から27日までフランスに居る。出発前に川本さんにツールドフランスの行程表を渡した。これは毎年事だが、今年は時差を身近に感じてもらうため、ダイソーで買ったデジタル腕時計を進呈した。そして、時刻をフランス時間に合わせたとたん、いつもは進呈品を…

ツール・ド・フランス

今月3日より始まったレースの取材にカメラマン蜂谷氏が明日出発します。 今年は取材20年ということで11月から東京・仙台・大阪で個展が決まっています。 岡山からソウル、そして大韓航空でパリへ。 今年の機内食はビビンバじゃなくてラーメンを注文して…