蜂谷秀人のツール・ド・フランスレポート「銀輪の国から1」

6日から27日までフランスに居る。出発前に川本さんにツールドフランスの行程表を渡した。これは毎年事だが、今年は時差を身近に感じてもらうため、ダイソーで買ったデジタル腕時計を進呈した。そして、時刻をフランス時間に合わせたとたん、いつもは進呈品を有り難がらない川本さんが、満面の笑みになった。ここで私は違和感を感じた。清貧を標榜する川本さんが、ダイソーに腕時計がある事を知らなかったからである。ダイソーに腕時計が登場して随分久しい。それなのに、五十路を越えた男が子供の様に嬉しがっているから、たまらない。進呈した私が少なからず当惑した。100円の時計を誇らしげにする川本さんの関心事は、瞬時に電池交換に移ってしまった。電池が切れたら、買い直すつもりはサラサラないのだ。7時間の時差は日本とフランスのグローバルな数値だった筈である。しかし、川本さんの左腕のフランス時間は、グロスの孤高さのみが強調される悲劇となった。アビヤント!



やっとレポートが届きましたがツールじゃなかった。
時計は動いてますがね。ちなみに午後1時です。
まあ、明日からのレポートに期待しましょ。
でも電池はいくらするんでしょう・・・。