蜂谷秀人のツール・ド・フランス レポート「銀輪の国から17(最終回)」

25日、ツールドフランスはスペイン人のアルベルト・コンタドールが三回目の優勝をして幕を閉じた。危なげ無い試合運びで、白鵬の優勝みたいな感じだろうか。当日の撮影は一脚にカメラを装着し、最上段からリモコンで撮るという初の試みだった。しかし、ここへ来てリモコンが故障‼ 落胆もつかの間、二秒間のセルフタイマーで、選手が通過する時だけ一脚を持ち上げる方法 とった。一枚ずつしか撮れない非効率な撮影にも少しずつ慣れ、なかなか面白い絵が撮れた。
結局、ラストパレード(写真)まで残り、新城選手の勇姿を見届けて帰った。日本人が二年連続で完走する時代になったのだ。20年ツールドフランスに通いつめ、やっとアウェーからホームグランドになった気がする。
それにしても、今回は久々の長期滞在でクタクタだ。毎日飲む常備薬やビタミン剤は驚くほどの量になる。ドーピング検査を受ければ、間違い無く陽性だろう。トホホ…。あー、くたびれた。
長い間、読んで下さり有り難うございます。アラネプロシェンヌ!来年、またお目にかかれば幸いです! 完