昨日遅くご来店の銅版画教室の講師Mr徳さんが奥の席に座り、どうしたのかイスを気にしている。
「どうかされました?」
「ちょっとこのイス、ゆりかごみたいですね」
「そうなんです、みなさん寝ちゃうんです」
「でしょ!ゆりかごはいいですけど音がきになりますね〜」
「どうしましょ?」
「アンティークもいいですけど、大切に長く使うためにちょっと工夫してみましょうか」
という会話がありまして、今朝二脚を車にのせて工房へ。
銅版画家と陶芸家が表の顔の徳長さんですが、今までも70キロ以上あるプレス機の木製の台、ウクレレ、弓、頑丈な竹馬等々。木工にも詳しく自分で作れるものは全て自家製が基本。長期計画で陶芸窯と工房も自前で作り始めています。
「そんなに難しいことではないです。一度には無理ですけど、のんびりとやりましょう」
僕は遠ざかる車に向かって90度のおじぎを何度も繰り返した。


明日から三月、雛祭りももうすぐです。ホントにこのまま春が・・・・。
皆様にとって素敵な弥生三月でアリマスヨウニ。