一昨日Iさんから頂いたお土産は「坊ちゃんだんご」。初めて食べたがなかなか美味。僕の口には1本しか入らなかったが。こういうものを頂くと岡山から四国は近いはずなのに僕は丸亀と善通寺しか行ったことがないことに気づく。漱石が食べたものと思えばなお更美味しく感じるものだ。倉吉の「打つ吹き公園だんご」と甲乙つけ難い。
 昨日の小鼓の会は3名と福山教室の宮川さん、あわせて4名。2名でなくてよかったが美人の高橋先生が来られると思っていたら大先生の久田さんが来ることになった。先生の鼓の音は素晴らしい、それを3度聞いたために小鼓の時間を設けたけれど、稽古が始まると初心者にたいしてもある程度経験のある人と同等に見るところがある。それに適応すると上達も早い、が厳しい面もある。2名を予想していたので今日は荒れるかもしれないと矢野さんに相談しZUBUROWKAと96度のウオッカを用意する。ZUBUROWKAを出した時点でさすが久田氏気付いた。
「今日はやさしく教えろということですか」
「バレバレでした?逆効果だったりシテ」
「いつもよりエキサイトしたりして」
などと話をしながら僕は珈琲を、久田氏はZUBUを飲み干したが96度にはてをださなかった。
 始めて見るといつもよりやさしく丁寧、と同時に厳しい2時間。2回目のMさんも3回目のTさんも1つの曲を最後まで打った。
 いつものようにピアノバーに行き少し飲む。久田氏翌朝名古屋の仕事があるとのことで11時半でお開き。めでたしめでたし。