ラピタ11月号が話題だ。定価980円で「ミニ檸檬」というオリジナルの万年筆が付録で付いてくるから。先日、写真家の田中長徳さんも日記で書き味も良いと書いていたが、同じ写真家の蜂谷氏が「2冊買ったんで1冊プレゼントします、万年筆はないけど」とラピタを置いて行く。数年前、欲しいライカが見つかると日帰りで東京へ行っていた蜂谷さんなら「店から離れられないでしょうから買いに行けないでしょ、1冊プレゼント(もちろん万年筆付き)」だっただろうな。その後、銅版画の徳長講師が来たのでラピタの話をすると「値段には魅力を感じるけど書き味はどうなんでしょう」というので、「万年筆愛好家の蜂谷さんもすごくいいといってたよ」と伝える。すると彼は風邪で苦しそうだったが「風邪で熱があるときは特に珈琲がオイシイ、ついでに万年筆もホシイ」といって丸善へ向った。銅版画のプレス機を美しいという徳長さん、機械式カメラの好きな人人人、ここ1週間の間に何人の人が黄色の万年筆を見せてくれるだろう。