蜂谷秀人 銀輪の国から#1
 
 今、インチョン空港からこのメールを書いている。何度も乗り換えで利用してきたが、今回初めてスターバックスを発見した。お馴染みのメニューがハングルで書かれているのが面白い。日本円千円でコーヒーゼリーフラペチーノを注文したらおつり五百円と韓国の千ウオン札と百五十ウオン硬貨も出てきた。つまり千百五十ウオンは百円以下だから両替出来なかったのだ。ウオン安とはニュースで知っていたがインチョン空港のスタバで実感した。味は全く同じだが世界同時不況の荒波をもろに受けた韓国経済をフラペチーノが教えてくれた。
 最後にフラペチーノはグロスの店主には何のことか分からないと思うので、篤志家が現れ、表町のスタバで現物を進呈されることを韓国の空から祈っている。アビヤント!


蜂谷氏は約束を守る男であった。今頃は空の上で韓国料理を食べているんだ、きっと。