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蜂谷秀人のツールドフランスレポート「銀輪の国から5」
「650,1キロ。これが16日の走行距離。岡山から熱海ぐらいだろうか? ツール中は本当
によく走るが、一日でこの距離は凄いと思った。これには訳があり、まずピレネーの目的
地へ行くのに道に迷ったのが一つ。そして撮影後、回り道になっても高速を利用したこと
だ。フランスの道路事情は日本より優れ、だいたい三割増しでことが進む。例えば日本で
は一般道の最高速度は60キロだがフランスは90キロ。高速は130キロである。おまけに
信号が少ないので100キロの行程が一時間ちょっとで済む。日本なら三時間覚悟だろう。
概ねスピードに対して寛容にみえるフランスも最近、派手な交通事故が多いのか至る所で
無人レーダーの取締機を見かける。この日もTOULOSEからTARBEの間で何かが光ったと
思ったらレーダーだった。自車は百キロほどだったので前方を走り抜けた乗用車に対して
の取締まりと思える。これが小生だったらどうなるのだろう? 帰国してフランス大使館
へ行き罰金をユーロで払うのだろうか? 新幹線料金と高いユーロ。これを考えただけで
も安全運転になる。アビヤント!」
午後6時に届く。650キロ走っての撮影は大変だろうな〜と感心する。いつもならお昼頃
に・・・・(この時蜂谷さんから電話あり)。疲れている。バケットクロワッサンの話。
カメ博士で写真家のO上氏は青森へ撮影のため車で今夜出発するとのこと。蜂谷さんと争うよ
うに5日間で2400キロの旅。カメラマンはタフですね〜。
明日から「池浦敏郎 写真展」です、ご高覧下さいませ。