蜂谷秀人「銀輪の国から8」

 日本人旅行者のがっかりランキング上位国がフランスというニュースを聞いて久しいが
 今回は反論のような事を書きたい。レンタカーでフランスを回っていて感心するのは、
「今どこに居るか?」が簡単に分かることである。道は数百メートル置きに何号線の表示
があるし、町に入れば町名を印した看板が出入口に必ずあり、境界がすぐ分かる。こちら
は交差点が信号によるものでなく、ロンポワンというロータリーが多い。ここを通過する
と路肩がしばらく広くなっている。小生はよく駐車して地図を見直す。私見だが、この広
さはこういう使い方のために設けているのではないだろうか? よそ者が道に迷う事を前
提にインフラが整備されているのがフランスだ。
逆に日本でナビが発達したのは、フランス流親切の裏返しと勘繰ってしまう。つまり不親
切な日本行政の産物がナビをあそこまでの神器にしたのだろう。もし小生が市長になれば
500メートル置きにローマ字併記の地図標識を設置することを公言したい! 
 その時の収入役は川本さんにお願いしよう。ぎりぎりに迫った確定申告を抜群の集中力で
 いつも切り抜けているのだから…。アビヤント!


この蜂谷氏の進言は日本というより岡山市へ言ってるんだろうな〜。僕は今でもわからない
ことが多いし路線バスも乗れない。街を知っていることを前提に標識が設置してあるんじゃ
ないかと思えてならない。無料自転車にしろ標識の問題にしても蜂谷氏の言葉を市や県の関
係者は本気で考えるべきだ。
でも、しかし、市役所近く(鹿田町)に「北区」という標識がニョキニョキニョキニョキで
きたら蜂谷夫妻は・・・。