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蜂谷秀人「銀輪の国から11」
昨日に続きモンブランの話を。
ツールにやって来て十日ほど経った21日、久々に日本語を聞いた。シャモニーのよう
な高級リゾート地は日本人観光客が多いらしい。山登り商品を扱う店などフランス語、
英語、そして堂々と日本語が使えることをPRしていた。ロープウェイに乗ると感心する
ほど、日本人観光客の格好は他国と比べ完璧である。みん
なノースフェースなどのアウトドア用品で固め、手袋まで用意している。日本人ガイド
の言う通りお行儀良く行動していた。それに比べ横にいたイタリア人家族は奥さんは
ノースリーブのワンピース、男性陣はTシャツという軽装だった。案の定、氷点下の展望
台では見るも気の毒なくらい寒そうだった。日本人観光客は恐らくアルプスを目玉にや
って来たのだろうし、イタリア人は小生のように旅のついでだったのだろう。一人旅の日
本人は小生のみで団体客からの視線が何となくトゲトゲしかった。グローバルになった
とは言え、フランスの地方で一人旅の日本人に会う確率は極めて低い。ほとんどが団体か、
一人旅でもパリのみに集中している。毎年、フランスに来ると孤独と孤立を感じさせてく
れる。アビヤント!
蜂谷さんから電話有り。これから600キロ、パリを目指すそうです。
疲れをパリで癒して欲しいものです。
フイルムが切れたとのことですが何枚かは撮れてるらしい山の写真が楽しみです。
しかしお土産屋さんにはモンブランの万年筆はなかったようです。あったら蜂谷氏
ならきっと買っただろうな〜・・・・。
今日はこれから小鼓教室。蜂谷さんも以前来てましたが小指の調子が悪く断念。もし
また打てるようになればパリでもモンブランでも大道芸の如く「ィヨヲーッ!ポンポン!!」
して欲しいモンです。